共働の風

人生は、ある意味で「宝探し」のようなものかもしれません。自分を満足させ、納得させ、安心させる、そんな宝物をみんな一生懸命探していると言えます。自分の学歴を宝と考える人がいるでしょう。社会的地位を宝とする人もいるでしょう。文字通り、形あるもの、お金、土地、家、骨董品などを宝と考えている人もいるでしょう。 逆に、そのような形あるものではなく家族とか健康というふうに捉えている人もいるでしょう。いやいや、もっと精神的な深いもの、たとえば思想や哲学や信仰こそが人生の宝だと考える人もいるでしょう。現に、私たちは、信仰を人生に与えられた大切な宝物だと感じています。けれども、そのような「私たちが宝探しをする」という視点とは違う別の視点があります。それは、神さまが、わたしたちを「宝」と呼んで下さるという視点です。「神が、わたしの宝」なのではない。「わたしが、神さまの宝」と呼ばれるという喜びです。この喜びこそが、実は「平安」ということと深い関係にあります。

(常務理事 吉髙叶)